田能村竹田らの豊後南画70点を展示 竹田市で展覧会始まる【大分県】

展覧会を主催した豊後南画SAIKO会のメンバー=竹田市竹田の市歴史文化館・由学館

 【竹田】竹田市ゆかりの田能村竹田(1777~1835年)らの豊後南画を集めた展覧会が23日、同市竹田の市歴史文化館・由学館などで始まった。10月4日まで。無料。

 竹田、豊後大野両市を拠点に活動する豊後南画SAIKO会の主催。今回は由学館と近くの旧竹田荘・画聖堂の2会場で、会員が所蔵する田能村竹田、田能村直入(ちょくにゅう)、帆足杏雨、田近竹邨(ちくそん)、都甲九峰、草刈樵谷(しょうこく)らの計約70点を展示している(30日に作品を一部入れ替え)。

 市総合文化ホールでは、24日午前10時から大阪国際大の村田隆志教授が鑑賞法を紹介。同11時20分からは日本画家の岡原大華氏が創作の実演をする。

 首藤勝次会長(69)は「大分独自の豊後南画を再興したい。展覧会で魅力を伝えることができれば」。

 問い合わせは同会(090.4347.2436)。

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