「ゼロミート」メニュー 食べてみて! 佐世保・九文小の児童が考案 25日から販売開始

大豆ミートなどを使った商品の完成を喜ぶ児童=佐世保市、九州文化学園小

 長崎県佐世保市花園町の九州文化学園小(橋本信博校長、121人)の児童が国連の持続可能な開発目標(SDGs)の授業の一環として、大豆ミートなどを材料に考案した弁当、総菜メニューが完成し19日、同校で試食会があった。商品はスーパー「エレナ」(佐世保市)の本県、佐賀県全店舗で25日から販売される。
 大塚食品(大阪市)の出張授業として、エレナの協力で商品化するプロジェクト。5年生25人が今年6月から取り組んだ。植物由来の原材料を使った肉などの代替品「プラントベースフード」を用い、児童のアイデアを生かしたヘルシーなオリジナルメニューを開発した。
 「Wハンバーグプレート」「照り焼きチーズハンバーガー」「ミニホットドッグ」の3商品。“ゼロミート”のハンバーグやソーセージ、卵不使用のマヨネーズなどを使用し、“映え”にもこだわった。販促用の商品説明にも子どもたちの思いが生かされている。

子どもたちのアイデアを生かして開発された“ゼロミート”の3商品

 山添桃子さん(11)は「SDGsの取り組みの重要さ、商品開発の大変さを学んだ。商品は本当の肉のようで、おいしかった。みんなに食べてほしい」と学習の成果を語った。

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