蚕室をライトアップ、松ケ岡開墾場にぜひ 鶴岡、初日はディナーショーも

ライトアップされた蚕室を使って開かれたディナーショー=鶴岡市・松ケ岡開墾場

 鶴岡市羽黒地域の国指定史跡・松ケ岡開墾場のライトアップが23日、期間限定で始まった。明治時代に建てられた蚕室が夕闇に浮かび上がり、初日はディナーショーも開かれ、来場者が楽しんだ。

 同開墾場は日本遺産「サムライゆかりのシルク」の構成文化財。今回は「サムライシルクナイト」と銘打ち、現存する蚕室5棟を発光ダイオード(LED)のライト18台で照らし、建物間の屋外通路にはワイン染めのシルクを使ったランタンなどを設置。初日限定のディナーショーには同市出身の歌舞伎役者中村橋吾さんらが出演し、ライトアップイベントを盛り上げた。

 点灯期間は24日、30日、10月1日、7~9日で、時間は午後5~9時。入場は無料。インバウンド(訪日客)の地方誘客などに関する観光庁の支援事業を活用し、史跡松ケ岡開墾場管理運営協議会(堀誠代表)が企画した。

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