かぐわしさに誘われて 白鷹鮎まつり

炭火で焼き上げられるアユを写真に収める来場者=白鷹町・道の駅白鷹ヤナ公園

 白鷹町の白鷹鮎(あゆ)まつりが23日、同町の国道287号沿いにある道の駅「白鷹ヤナ公園」で始まり、旬の味覚・アユの塩焼きを味わおうと大勢の人々でにぎわった。24日まで。

 同道の駅脇を流れる最上川に常設されているヤナ場は日本最大級の規模。まつりにはヤナ場で取れた天然物を含め約1万匹のアユを用意。串に刺して三つの売店の炉端に並べ、炭火でじっくり焼き上げた。表面がきつね色に変わると食欲をそそる香りが周辺に広がった。

 4年ぶりの通常開催で、多くの来場者があり、駐車場は満車状態が続いた。会場では、町内飲食店が出店する「しらたかうんまいもの市」やダンスなどのステージイベントも開いた。

 両親と山形市から訪れた西山形小1年八鍬一郎太君(7)とMYKindergarten(マイキンダーガーデン)年長の聡介君(6)の兄弟は「身はやわらかく、尻尾の部分もおいしかった」と笑顔だった。

© 株式会社山形新聞社