彼岸中日、先祖に思い 青森県内各地で墓参り

花やお菓子などを供え、亡き人を思い手を合わせる家族=23日午前、青森市の三内霊園

 彼岸の中日を迎えた23日、青森県内は気圧の谷や湿った空気の影響で一時強い雨や雷雨となったが、朝夕は晴れ間が広がった。各地の霊園や墓地には多くの人が墓参りに訪れた。

 青森市の三内霊園では、早朝から墓前に花や菓子を供えて手を合わせる人の姿が見られた。

 家族で訪れていた市内の無職大澤孝一さん(70)は「2年前に亡くなった母も、79年前に戦争で亡くなった伯父も、先祖代々みんなこのお墓に入っている。これからも家族でお参りするこの時間を大切に、お墓を守っていきたい」と語った。

 青森地方気象台によると、24日の県内は高気圧に覆われ晴れる見込み。予想最高気温は22~25度と平年並み。

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