【カンボジア】上期FDI流入額は42%増、製造業がけん引[経済]

外国企業による対カンボジア投資が順調に拡大している。カンボジア閣僚評議会(内閣に相当)によると、今年上半期(1~6月)の海外直接投資(FDI)流入額は前年同期比で41.6%増加した。プノンペン・ポスト(電子版)が21日に伝えた。

業種別の増加率では、縫製品以外の製造業が2.7倍と飛躍的な伸びを記録した。閣僚評議会は、製造業の動向について、今後は米国輸出向け太陽光パネルなどが成長をけん引するとの見方を示している。

カンボジア王立アカデミー(RAC)の経済アナリスト、ホン・ワナック氏は、FDIの拡大について、投資法の改革など投資誘致に向けた政策や地理的な優位性などが外国企業を引き付ける要因になっていると指摘した。カンボジアへの投資が多い国・地域は中国、日本、タイ、韓国、英国、マレーシアなどとなっている。

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