選手1100人が熱戦に汗 県障害者スポーツ大会開かれる 共生社会の実現願って

車いすバスケットボールで熱戦を繰り広げる選手たち=24日午前11時50分、宇都宮市西川田4丁目

 「第19回県障害者スポーツ大会(いちご一会とちぎ大会記念大会)」が24日、宇都宮市の県総合運動公園など各会場で開かれた。身体、知的障害者ら選手計約1100人が熱戦を繰り広げ、汗を流した。

 昨年10月に本県で開かれた全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」のレガシー(遺産)として、今大会は実施競技を従来の9競技から14競技に拡充。この日は陸上、卓球、バスケットボールなど10競技が行われた。

 開会式で福田富一(ふくだとみかず)知事は「県民誰もが共に支え合う共生社会の実現に資することを願う」とあいさつ。矢板市選手団の加治佐博昭(かじさひろあき)さん(49)が選手を代表して宣誓した。

 車いすバスケットボールの対群馬戦では本県チームが激しい攻防を制し、10点差以上をつけて勝利した。

 大会は23日のサッカーとバレーボールを皮切りに、11月4日までの計5日間の日程で実施される。

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