名選手と白球交流 白山市立野球場オープン記念イベント

子どもたちに打撃を指導する辻さん(左)=白山市立野球場

  ●堀内さん、達川さん、辻さん、松永さん訪れ指導

 白山市立野球場のオープンを記念した宝くじスポーツフェア「ドリーム・ベースボール」(北國新聞社後援)は24日、同球場で行われた。元プロ野球選手20人による野球教室や市選抜チームとの記念試合が繰り広げられ、子どもたちや観客は往年の名選手のプレーに見入り、白球交流を楽しんだ。

 元巨人の堀内恒夫さんや元広島の達川光男さんをはじめ、元西武の辻発彦さんや元ダイエーの松永浩美さんらが訪れた。

 野球教室では、市内の野球チームに所属する小中学生約300人が打撃や守備、投手の各ブースに分かれて技術を学んだ。打撃を指導した元阪急の加藤秀司さんは「力任せにバットを振らず、体の回転を利用して打つことが大切」とアドバイスした。

 松陽学童野球クラブの中村奏太主将(6年)は「澤井良輔さん(元ロッテ)のティーバッティングのフォームがきれいで、打球も速くてすごかった。将来はプロ選手になりたい」と話した。

 記念試合では、元プロ選手によるドリームチームと市選抜チームが対戦し、ドリームチームが7―3で選抜チームを下した。田村敏和市長が始球式を務め、ホームラン競争や抽選会も行われた。市民交流センターでは元中日の谷沢健一さんの講演会も開かれた。

  ●愛称「あさがおスタジアム」 命名の池田さん表彰

 白山市立野球場の愛称が「あさがおスタジアム」に決まり、24日、愛称募集で最優秀賞に選ばれた同市東柏町の池田真樹さん(50)に同球場で田村敏和市長から記念品が贈られた。

 172点の応募があり、審査の結果、市の花あさがおを用いた池田さんの案を採用した。池田さんは「子どもからお年寄りまで多くの市民が利用する球場として栄えてほしい」と期待を寄せた。

記念写真に納まる最優秀賞の池田さん(中央)と谷沢さん(左)、田村市長

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