光と闇、二面性に触れる 香取さん個展 金沢21世紀美術館

闇エリアを抜け、明るい作品を鑑賞する来場者=金沢21世紀美術館

 金沢市の金沢21世紀美術館で開かれている俳優・タレントの香取慎吾さんによる北國新聞創刊130年記念の個展「WHO AM I」(北國新聞社、北陸放送主催)は休日の24日も引き続きにぎわった。折々の心境が投影された約200点が展示され、来場者は「光」と「闇」がテーマの作品を通して人気タレントの知られざる二面性に触れた。

 個展は、キャンバスや段ボールなどに多彩な表現で描かれた絵画、香取さんが生み出したキャラクター「くろうさぎ」の立体オブジェなどが展示されている。

 涙やドクロなどをモチーフとした絵が並ぶ暗く迷路のような闇エリアを抜けると、会場は一気に光エリアへ。歌手・星野源さんの歌に刺激を受けて描いた「うちで踊ろう」など明るい作品が訪れた人を元気づけた。

 10月15日までの会期中は無休で、午前10時~午後6時、土曜は午後8時まで。入場料は一般2千円、中高生1300円、小学生600円。

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