「ケンケト踊り」をパネルと映像で知る ユネスコ無形文化遺産の認定記念

風流踊の認定書やケンケト踊りの写真パネルを展示する会場(甲賀市土山町・土山歴史民俗資料館)

 瀧樹(たぎ)神社(滋賀県甲賀市)のケンケト踊りなど湖国伝承の「風流踊(ふりゅうおどり)」がユネスコ無形文化遺産に認定されたのを記念し、認定書や踊りの様子を紹介する展覧会が、同市土山町の土山歴史民俗資料館で開かれている。

 同神社では毎年5月3日の春祭りでケンケト踊りが奉納される。今年7月10日に風流踊の登録認定伝達式が文部科学省であり、認定書の披露を兼ねて改めて踊りに理解を深めてもらおうと市教育委員会などが企画した。

 会場には、ユネスコの認定書と文化庁の証書のほか、山鳥などの羽で作った「シャガマ」を被った子供の踊りや、ハナガサを参拝者が倒して花を奪う「ハナバイ」の様子などを写した写真パネル13枚を展示。ケンケト踊りを紹介する30分間の映像が流れる。

 来年3月10日まで(月、火曜日など休館)。入場無料。

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