金沢市八田町の現在地への移転50周年を迎えた金沢競馬場で25日までに、北國新聞紙面などで半世紀の歩みを伝えるパネルの展示が始まった。懐かしい名馬やジョッキーなどが紹介され、オールドファンから若い世代までが興味深げに見入っている。
パネルはスタンド棟1階に設置された。「新聞で見る金沢競馬」「歴史を刻んだ名手・名馬たち」などのタイトルで、1973(昭和48)年の移転後を中心に紹介している。
北國新聞紙面のパネルでは、昭和50年代の隆盛期から、平成に入ってからの低迷期、令和の現在に至るまで、金沢競馬の歴史が分かりやすく紹介されている。
かつて在籍していた女性騎手の活躍を伝える紙面もあり、ファンからは「懐かしい」「知らなかった」などの声が上がっている。
名馬ナムラダイキチやジャングルスマイルなど年度代表馬、吉原寛人らリーディングジョッキーの一覧もある。
●26日白山大賞典
26日に開催される、金沢競馬唯一のダートグレード競走「白山大賞典」の歴代ポスターや、インスタグラムで投稿された写真の優秀作品10点も展示された。
石川県競馬事業局は「レースの合間に、パネル展示も楽しんでいただき、競馬場により親しんでほしい」としている。