トマトやキュウリなど7割が…厳しい残暑 野菜の値段に異変 広島

厳しい残暑が家計にも打撃…野菜の値段に異変です。中には仕入れてない野菜まで…現状を取材しました。

斉藤俊幸記者「実りの秋、食欲の秋といわれる10月をもうすぐ迎えるんですが、スーパーの野菜売り場には異変が起きています」

南区にあるスーパー「たかもり」。野菜売り場に案内してもらうと…

たかもり 伊木 英人副社長「雨が降らないのと暑いのと」

店員さん「雨が降らないのでみんなヒビが入ったり…」

ピタニューでは長引く暑さに困っているトマト農家を取材しましたが、その影響は店頭でも顕著にあらわれていました。

伊木副社長「いつもであればここに、夏には食べますからトマトは並べたいところではあるんですけど…(例年の)倍くらいの値段になっているのでうちとしては売らないという選択肢で、ミニトマトだけで今はやっている」

こちらのスーパーの野菜売り場に並ぶのはミニトマトばかり。普通サイズのトマトは入荷できていません。そのミニトマトでさえも例年のほぼ倍となる1パック199円です。

1袋に2~3本入った「キュウリ」は値段こそ例年のままですが…

伊木副社長「ランク的には下なんですけど鮮度は悪くないし型が大きいので、普通サイズだと(値段が)これの倍以上するので、それよりはこういうものを買っていただいたほうがお客さん的には喜ぶのではないかと」

こちらのスーパーでは去年の同じ時期と比べて約7割の野菜で実質的な値上げをせざるを得ない状況に。倍近い値段になっているものも多いということです。

買い物客「今年は特に野菜が高いような気がします。今までになく。全部が高いので困ってます」「どうしても食べておかないといけない栄養素もあるので(安いときに買って)まとめて湯がいて冷凍にしておいたり」

今年は特にトマトやピーマン・ナス・キュウリなどの果菜類を中心に暑さの影響をうけているのです。

たかもり 伊木 英人副社長「売り場は充実しないですよね。一概に天気が良くなってたくさん獲れたらすぐ下がるかというと、昔のようにはいかないのは事実だと思います。

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