老舗の駅弁で“体調不良”広島でも 「食中毒」に注意 家庭ですべき対策は

青森県の駅弁メーカー「吉田屋」の弁当を食べ体調不良を訴える人が県内でも相次いでいます。今年は暑さが厳しく食中毒に注意が必要です。

青森県にある創業130年以上の老舗弁当店「吉田屋」。対象となったのは、ウニやイクラなどの海鮮が入った駅弁11種類です。

この弁当を食べ体調不良を訴えたのは全国で数百人にのぼります。

県内でも16日と17日に「イズミ」が開催したお弁当まつりでこの会社の「北海道産 特選いくらの贅沢丼」が販売されました。県内でこれまでにこの弁当を食べた32人が下痢や嘔吐といった体調不良を訴えています。

広島市保健所は「弁当を食べ体調不良を起こした人は保健所へ相談するよう」呼び掛けています。県は原因は調査中とした上で夏の食中毒について…

県食品生活衛生課 湯藤 亜里担当監「温度湿度が高いので細菌が繁殖しやすい時期になりますので、夏場は細菌性食中毒が発生しやすい時期になっています」

街の声「冷ましてすぐ冷蔵庫に入れたり(食材を)早く使い切る」「(おにぎりを)そのまま置いていたのを次の日に食べたらあたった。全部もどして大変だった記憶があります」

厳しい暑さが続く今年は例年以上に細菌が増えやすい状況にあるといいます。

県食品生活衛生課 湯藤 亜里担当監「(食中毒予防の3原則)菌をつけない・増やさない・やっつける。買ったものは早めに冷凍庫に入れるとか出来上がった調理済みの食品を室内に長く置かないとかそういう点に

気を付けていただければ」

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