香林坊大和に限定店 小松の小倉織物

売り場に並んだ「シルクジャカード織り」のスカーフ=金沢市の香林坊大和

  ●シルクジャカード織り

 金沢市の香林坊大和で25日、絹織物業の小倉織物(小松市)の期間限定店がオープンした。刺しゅうのような高級感ある風合いが特長の「シルクジャカード織り」のスカーフを並べた。10月1日まで。

 スカーフは、小倉織物が7月に設立した自社ブランド「OGURA」の新商品となる。柄は和の自然美をテーマにした「銀杏(いちょう)」「雲海」「杜」「波紋」の4種類で、滑らかな手触りと立体的なデザインが特長となる。

 これまでOGURAは自社のECサイトで販売してきたが、多くの人に実際に手に取ってほしいと、百貨店での期間限定店を企画した。小倉織物の小倉久英社長は「小松から繊維の技術を発信していきたい」と話した。

 11月には東京の銀座三越でも期間限定店を出店することが決まっている。

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