氷見の食発信、18店に増 首都圏ひみめしフェア開始

稲積梅を使ったカツオと山芋のサラダ=都内の料理店(氷見市提供)

  ●稲積梅を使用

 氷見市は氷見の魅力を発信し、関係人口拡大に協力する「関係店舗(ツナグ場)」として、首都圏の飲食店18店を登録した。昨年度より4店増えた。旬の食材を活用したメニューを提供する「ひみめしフェア」が25日始まり、第1弾として東京のイタリア料理店で、氷見特産の稲積梅(いなづみうめ)を使った料理が登場した。

 ツナグ場は食を通じた氷見のプロモーションイベントに協力するほか、観光パンフなどを置いてもらう。2021年に5店舗でスタートし、昨年度は14店だった。今年度は新規6店に継続12店を加えて18店となった。地域別では東京15店、神奈川2店、埼玉1店となっている。和食やカフェ、居酒屋、ハンバーガー店、焼き鳥店、炉端焼き店などさまざまだ。

 ひみめしフェアは、ひみの食ブランディング協議会(事務局・氷見市商工振興課)が昨年に続いて企画した。氷見の旬の食材情報を提供することで新メニューづくりのきっかけにしてもらう。第1弾は稲積梅を提案した。

 今回フェアに参加したのは東京都目黒区にある「港町バル」で、提供料理は「カツオと山芋のサラダ 氷見の稲積梅と白バルサミコドレッシング」。コニャックなどを使った自家製漬けダレで稲積梅を低温熟成し、カツオと合わせた。白ワインが進む料理に仕上がったという。

 ひみめしフェアは来年2月末まで。食材情報をニュースレターとして、あと3回配信し、活用を働きかける。

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