佐賀県内の幼稚園や保育所、認定こども園の園児を対象とした佐賀市の競泳プール「SAGAアクア」の体験会が21日、開かれた。「SAGA Enji Basha(サガエンジバシャ)」と題した県の取り組みで、50園の約1200人が国際大会にも対応できる大型プールで水遊びをした。
最大水深3メートルのメインプールの床は可動式で、体験会では子どもの膝の高さに合わせて水深を30センチに設定した。園児は、唐津海上保安部の職員からライフジャケットや空のペットボトルを使って仰向けに浮く方法を学んだ後、歓声を上げながらわれ先にとプールへ。泳いだり、水をかけ合ったり、遊具で遊んだりと思い思いに楽しんでいた。
牧島保育園(伊万里市)の西靖幸園長は「子どもたちはみんな、笑顔で目をキラキラ輝かせながら夢中で遊んでいた。とてもいい経験になった」と話した。体験会は県の「子育てし大県“さが”プロジェクト」の一環。昨年9月に試行し、今回初めて本格的に開催した。(伊東貴子)