アストラゼネカが香港で研究開発

陳茂波・財政長官は9月22日、ロンドンでバイオ医薬品会社アストラゼネカを訪問した。24日付香港各紙によると、陳長官は「今期特区政府は重点企業誘致弁公室を設置し、生命・健康、人工知能、ビッグデータの分野で最先端の企業を積極的に導入する」と述べた。政策支援や関連企業への共同投資も積極的に提供するという。アストラゼネカは同弁公室との詳細な協議を経て、香港に研究開発センターを設立する計画があることを明らかにした。

陳長官はアストラゼネカの上級経営陣と会い、医薬品研究開発事業と最新の拡大計画について聞いた。陳長官は、香港のプライベートエクイティとベンチャーキャピタルファンドが活況を呈しており、香港株式市場は世界第2位のバイオテクノロジー資金調達センターであり、開発のさまざまな段階にあるライフ・ヘルステクノロジー企業の資金調達と開発に役立っていると説明。北部都会区は香港の重要なイノベーション拠点となり、科学技術拠点として地理的・政策的優位性があり、国際的な科学研究機関の進出を歓迎していると表明した。

また陳長官は英中貿易協会が主催する円卓会議に出席し、中国本土や香港で事業を展開または香港への進出を検討している多くの英国企業の代表者らと会い、意見を交換した。 双方は香港のビジネス環境の最新状況、現在の経済状況、特に金融、エコロジー転身、専門サービス、クリエーティブ産業などの面における発展の方向性と商機、重点企業や人材の誘致などについて議論した。

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