「黒煙と炎が見え海上に人影が」東京・新島沖で船から出火し沈没 男性1人を救助=下田海上保安部

9月26日午後、東京都新島沖で船が燃え、沈没する事故がありました。船に乗っていたとみられる男性1人が救助され、命に別状はないということです。

下田海上保安部によりますと、26日午後2時すぎ、「新島沖航行中に黒煙と炎が見えた。海上に人影が見え救助に向かう」と近くを航行する客船から通報がありました。

火災を起こした船は、東京都新島から北西に約7キロメートルのあたりで発見されましたが、通報から約1時間半後の午後3時20分ごろに沈没したということです。周辺の海では、男性1人が救助されていて、意識はあるということですが、年代や国籍などは分かっていないということです。

沈没した船は、長さが約10メートルほどの船とみられますが、どこを出発し、何人が乗っていたのかは分かっていません。下田海上保安部や御前崎海上保安署の巡視船などが周辺を捜索し、救助された男性以外に乗組員がいないかなどを調べています。

また、船が沈没した場所周辺には、北北東に向かって、幅約10メートル、長さ約50メートルの燃料漏れが確認されています。

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