猫保護団体へ提供資金、返還請求 活動実態確認できずと支援者ら

記者会見する動物愛護団体に資金を提供した支援者ら=26日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 保護した猫用のシェルター購入などを目的とし、クラウドファンディングで資金を集めた動物愛護団体の活動実態が確認できないとして、支援者ら24人が26日、団体に提供した資金計約78万円の返還を求める訴えを東京地裁に起こした。

 訴状によると、この団体は川崎市の埋め立て地で暮らす300匹を超える猫を保護するとして、22年1月、クラウドファンディングサイトで3階建て物件の購入資金などの調達を開始。同年3月までに約2381万円を集めた。

 だが団体側は同年6月に「購入予定物件が変更になった」と発表。支援者側は、変更後の物件について、具体的な間取りや広さなどの情報が示されていないと指摘している。

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