【大田原】実が大玉で甘い香りが特長の高級ナシ「かおり」の収穫が、市内ナシ園で最盛期を迎えている。10月初旬ごろまでピークが続き、全国各地に出荷される。
佐久山の石崎果樹園では、約3.5ヘクタールの農園で「にっこり」「豊水」「幸水」などを栽培。看板商品のかおりは約40年前から、代表の石崎佳郎(いしざきよしお)さん(65)らが育てている。落下しやすく栽培は難しいが、大きい物は重さ2キロ、直径30センチ超に実る。
ことしは雨が少なく気温が高かったため、収穫は例年より10日ほど早いという。
秋の気配が漂い始めた26日は、約1200個を収穫し出荷作業に当たった。石崎さんは「少し小玉だけど、味は保証できる。ぜひ皆さまに食べてもらいたい」と話している。(問)同園0287.28.1392。