【インドネシア】阪和興業、出資の中国社が第3高炉を稼働[鉄鋼]

阪和興業は、10%出資する中国系高炉一貫製鉄会社の徳信鋼鉄が第3高炉の稼働を開始したと発表した(阪和興業提供)

阪和興業は21日、同社が10%出資するインドネシア・スラウェシ島の中国系高炉一貫製鉄会社の徳信鋼鉄(デクシン・スチール・インドネシア)が、第3高炉の稼働を開始したと発表した。これにより、既存の第1、第2高炉と合わせて年産能力は700万トンになる。

徳信鋼鉄は、2017年8月に設立。中スラウェシ州のモロワリ工業団地(IMIP)で高炉一貫製鉄所を手がけており、20年3月に第1高炉を稼働、21年2月に第2高炉を稼働している。第3高炉も同じ敷地内で、19日に稼働を開始した。

製造品目は、スラブ、ビレット、線材、丸棒となる。阪和興業は声明で「インドネシア国内外ユーザーへの拡販に一層注力し、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域における基盤強化に努める」と述べた。

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