B1長崎ヴェルカ 日本代表・馬場加入 「優勝貢献したい」

18番のユニホームを持って記念撮影に応じる馬場(左)と伊藤社長=長崎市尾上町、ヒルトン長崎

 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の長崎ヴェルカは26日、来夏のパリ五輪出場を決めた日本代表の馬場雄大(27)がチームに加入すると発表した。同日、長崎市内で会見した馬場は「五輪に向けて最も自分が成長できるチームだと思った。皆さんと一緒にB1に長崎ヴェルカの風を吹かせて、優勝に貢献したい」と決意を述べた。
 富山県出身の馬場は身長196センチ、体重91キロで、ポジションはガード、フォワード。10日に閉幕したワールドカップ(W杯)では日本代表の全5試合に出場し、1976年モントリオール大会以来48年ぶりとなる自力での五輪切符獲得に貢献した。2019年から海外挑戦。昨季は米プロNBA下部Gリーグのレジェンズでプレーしたが、今季は所属クラブが決まっておらず、移籍先が注目されていた。
 長崎ヴェルカは21~22年シーズンからBリーグ3部(B3)に参入し、最短2シーズンでB1に昇格。初代監督で現社長兼ゼネラルマネジャーの伊藤拓摩氏は、馬場が渡米1年目の19~20年シーズンに同じチームでアシスタントコーチを務めており、親交が深かった。W杯後にヴェルカ加入に向けて交渉を重ねてきたという。
 背番号は日本代表でも付けている「18」。会見に同席した伊藤氏は「ヴェルカのスタイルに一番マッチする選手。彼が長崎に来ることによって優勝という意識がチーム、ファンに生まれてくる。エキサイティングな素晴らしいシーズンになる」と期待を込めた。

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