サイバー犯罪対策の啓発強化へ 警視庁が「メタバース」の運用開始

サイバー犯罪対策の広報啓発を強化しようと、警視庁は9月25日、インターネットの仮想空間「メタバース」に専用のスペースを設置し、運用を始めました。

警視庁によりますと、警察がメタバースを防犯活動に活用するのは全国で初めてということです。幅広い世代の利用者に啓発動画を視聴してもらい、ネット空間での防犯意識を高めてもらう狙いです。

専用スペースを設置したのは、大日本印刷などが手がける、秋葉原の電気街を再現したメタバース空間「バーチャル秋葉原」の一角です。利用者がアバターを操作して、スペースを訪問すると、フィッシング詐欺の手口やサイバーセキュリティーに関する動画などを視聴できます。事前の登録は必要なく、誰でも無料で利用できるということです。

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