日中セールで交通事故を防止 愛知県警、スーパーと協定

愛知県警と交通事故防止に関する協定を結んだ「ヤマナカ」の中野義久社長(左)=27日午前、県警本部

 日没が早まり交通事故が増える10~12月の夕方に買い物客の人流を減らすため、愛知県警は27日、東海エリアでスーパーマーケットを展開する「ヤマナカ」(名古屋市中村区)と、割引セールを新たに日中に実施する協定を結んだ。昼間の外出を意識づけてもらうことで夕方の事故を防止する。

 同社によると、割引セールは県内49店舗で、10~12月に毎週木曜日の午後2時ごろ実施する方針。多くの人が買い求める卵などを対象とすることで、歩行者と車双方の人流を明るい時間に移す狙い。

 県警交通総務課によると、交通事故での10~12月の死者数は過去5年間、午後5~7時が他の時間帯に比べ2~3倍近く多い。

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