ボヌッチが古巣について語る「ユーヴェは僕の人生だった。そこで終わるつもりだった」

写真:古巣ユヴェントスへの思い、新天地での決意を語ったボヌッチ

今夏ウニオン・ベルリンに移籍したイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチがドイツメディアの取材に応じ、古巣のユヴェントスや現在所属するウニオン・ベルリン、そしてイタリア代表について語った。ドイツ『キッカー』電子版が伝えている。

ボヌッチは昨シーズンまでユヴェントスで主力として活躍していたが、今夏はマッシミリアーノ・アッレグリ監督から構想外扱いとされてファーストチームへの帯同を許されず、トレーニング施設も自由に使えないなど冷遇された。そしてこの状況を受け、ウニオン・ベルリンへと移籍することになった。

ボヌッチは取材の席上で「今はユヴェントスについて話したくない。ベルリンでの新たな挑戦について話したい」としつつ、「ユーヴェは僕の人生であり、そこでキャリア最後の1年を過ごすつもりだった」と明かした。

今夏の移籍先としてはラツィオやローマの名前も挙がっていたが、ボヌッチがウニオン・ベルリンを選んだのは「自分の居心地のいい場所から抜け出す必要があったから」と明かし、「この経験が必要だったし、今はそれに集中している」と語っている。

「ドイツの環境は新しいことだらけだから適応は非常に難しい。言語も違うし、ベルリンの街やライフスタイルにも慣れなければならない。そしてもちろんサッカーも全く違う。セリエAでは、守備を固めて過剰なリスクを冒さないことに注意を払うことが多かったけど、ブンデスリーガでは高いラインを敷くので、背後の広いスペースをカバーしなければならない。ここに来た時、僕は監督に対して『本来の調子を取り戻すには3~4週間かかるだろう』と伝えた。今はほぼ万全の状態になっている」

また、イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督とも会話を交わしたそうで、その内容についても明かしている。

「2週間前にスパレッティと話をした。彼からは『アズーリ(イタリア代表)に戻るには多くの試合に出場する必要がある』と言われたよ。難しいことは分かっているけど、僕は来年のEURO2024のメンバーに招集されることを目標に戦っていくつもりだ」

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