グリーン・ツーリズムにインバウンドを 誘客につなげる研修会で現状や課題を学ぶ

 本県を訪れる外国人旅行者数が、コロナ禍前に回復しつつある中、農村資源を観光に活用するグリーン・ツーリズムにインバウンドを受け入れ、誘客につなげる研修会が25日、宇都宮市内で開かれました。

 農業や観光の関係者らで組織する「県グリーン・ツーリズムネットワーク」は25日、宇都宮市上籠谷の県農業大学校でインバウンドについて学ぶ研修会を開きました。研修会には、ネットワークの会員やグリーン・ツーリズムの実践者、県の職員など約20人が参加しました。

 壬生町出身でとちぎ未来大使などを務め、北関東エリアの行政・民間企業のインバウンドを支援しているジャパン・ワールド・リンクの宮地アンガスさんが講師を務めました。

 宮地さんは、栃木県は東京から近くてグリーン・ツーリズムの宝庫でもあり、インバウンドの受け入れにも最適な環境にあると解説しました。インバウンドを始めるには、外国人が楽しめるコンテンツをどうやって提供するか、どのように情報を伝え来訪してもらうかを構築することが大切と強調しました。

 参加者たちは、インバウンドの現状や課題、対応策について理解を深め、今後の取り組みの参考にしたいと話していました。

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