島根県は27日、1日時点の県の推計人口は64万9679人だったと発表した。県が統計を取り始めた1972年以降、65万人を下回るのは初めて。丸山達也知事は「国に対し、東京一極集中を是正し、企業と雇用を地方に分散させる政策の実施を求めていく」とのコメントを出した。
県の推計人口は5年に1度実施される国勢調査を基に、毎月の出産数や死亡数、転出入数などのデータで調整して算出している。高齢者層が多い年齢構成のため、当面人口減少が続く見通しという。70万人を下回ったのは2014年4月。
20年の国勢調査によると、島根県の人口は全国で2番目に少なく、最も少ないのは鳥取県、3番目は高知県。
