本玉真唯、世界2位シフィオンテクに健闘もリードを守り切れずストレートで敗れる[東レPPO]

本玉真唯、世界2位シフィオンテクにストレートで敗れる

9月27日、「東レ パン パシフィック オープン」(東京・有明/WTA500)シングルス2回戦が行われ、予選から勝ち上がった本玉真唯(島津製作所/世界ランク148位)は、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/同2位)に4-6、5-7のストレートで敗れた。

前々週の「木下グループ・ジャパンオープン」(WTA250)でベスト4に入り、好調の本玉は予選2試合をいずれもストレートで勝利し本戦入り。本戦1回戦では、日本人女子でランキングトップの日比野菜緒(ブラス/同92位)を6-2、6-4で下している。

対するは、今年の全仏オープンを制すなどグランドスラム4勝のシフィオンテク。USオープンでは4回戦で敗れて女王の座から陥落したが、すでに今季4勝を挙げ、グランドスラムを除くWTAツアーのすべてでベスト8以上の成績を残している。

「今の自分のプレーがどこまで通用するのかを見てみたい。思い切り戦っていこうと思っています」と語っていた本玉。その言葉通り、シフィオンテクの力のあるショットに食らいつき、ミスを引き出す。2021年11月から100週にわたってトップ10を維持しているシフォンテクから第3、第5ゲームとブレークし、4-1とリードを広げた。

だが、次第に本玉のボールにタイミングが合ってきたシフォンテク。本玉は左右に動かされると一気に5ゲームを失い、4-6でセットを奪われた。

第2セットでも先にリードを奪った本玉は、シフィオンテクのスピンの利いた角度のあるフォアハンドに押され、1-5と2ブレーク差に広げられてしまう。一歩も引くことなくライン際への正確なショットでシフィオンテクを苦しめ、土壇場から2ブレークで追いつく。このまま勢いに乗り、セットを奪いたかった本玉。だが、シフィオンテクもショットの精度に苦しみながらも、本玉の流れを断ち切り6-5でこのセット4度目のブレーク。本玉は惜しくもストレートで敗れた。

勝利したシフィオンテクは、準々決勝で第8シードのベロニカ・クデルメトワ(同19位)と対戦する。

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