アサギマダラ、今年も飛来 猛暑で2週間遅れ

山頂付近に飛来したアサギマダラ=宝達志水町の宝達山(宝達山ファンクラブ提供)

  ●宝達志水・宝達山

 旅するチョウとして知られるアサギマダラが27日までに、宝達志水町にある能登最高峰の宝達山(637メートル)に飛来し、登山愛好者グループ「宝達山ファンクラブ」の会員が羽に印を付ける活動に励んでいる。クラブによると、今年は猛暑の影響で、飛来が2週間ほど遅れたという。

 アサギマダラは毎年8月下旬ごろから日本列島を北から南へ縦断する。山頂一帯では、会員が捕獲したアサギマダラの羽に「ほうだつ」の文字や日付、名前を記し、空に放っている。

 今月中旬に初飛来が確認され、約200匹にマーキングした。マーキング数は例年より半分以下だという。飛来は10月上旬ごろにピークを迎える見込み。

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