アーセナルのレジェンドGKシーマン、古巣のGK問題について言及…同胞GKの扱いに同情

[写真:Getty Images]

アーセナルのレジェンドである元イングランド代表GKデイビッド・シーマン氏が、古巣のGK問題について持論を展開した。

今シーズンのアーセナルでは、イングランド代表GKアーロン・ラムズデール、スペイン代表GKダビド・ラヤによる守護神争いが大きなトピックとなっている。

とりわけ、フィールドプレーヤー同様に対戦相手や状況に応じてGKを併用を構想するミケル・アルテタ監督のプランに対しては、賛否両論の意見がある。

そういった中、現役時代にアーセナルで公式戦400試合以上の出場数を誇り、守護神として長くチームを支えたシーマン氏は、イギリス『デイリー・メール』で古巣のGK問題に言及。

自身の現役時代であれば、受け入れるのは困難な考えだとしながらも、アルテタ監督の新たな試みを理解しようと努めているようだ。

「彼がやっていることは、彼が話したことと同じだ。彼は全員がプレータイムを確保できるようにしている。それがどうなるかを待つ必要がある」

「私の時代に戻って、それがそれほど好きだったかどうかは分からないよ。きっと(ピーター・)シュマイケルは間違いなく気に入らなかっただろうね!」

「しかし、20年前と今は異なるものだ。ゲームは変わり、ミケルは何か新しいことを試みている。うまくいくかどうかは、正直なところ分からない。個人的にはなぜアーロン(・ラムズデール)がベンチに残されたのかいまだに不思議だよ」

また、同じイングランド人ということもあり、昨シーズンの2位フィニッシュの立役者の一人でありながらも、現状では2番手に甘んじるラムズデールに対しては同情の思いを抱いている。

「不思議な夏だった。アーロンは昨シーズン素晴らしい成績を残した。彼はプレイヤーズ・チーム・オブ・ザ・シーズンのゴールキーパーに選ばれた。それは彼がどれほど優秀だったかということを示している」

「それが今シーズンに入って5、6試合にしか出場できないとなれば…。それは彼にとってかなりのショックだろう。しかし、彼はそれに対処しなければならない」

「同様にミケルはそれにうまく対処し、アーロンを幸せに保つようにしなければならない。もう一人本当に経験豊富なゴールキーパーを迎え入れたため、それは彼らが自ら招いた状況だ」

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