【栃木】書き方や字の形にとらわれることなく、思いのままに筆を走らせる「己書(おのれしょ)」の体験教室が27日、大平東小で開かれた。1、6年生の計66人が自分だけの文字を書き、作品を仕上げた。
一般社団法人「日本己書道場」公認道場師範で市内在住の上岡太(かみおかふとし)さん(49)が講師を務めた。自由に文字を書くことで自己肯定感を育もうと、上岡さんと同校が教室を企画した。
子どもたちは「魚偏の漢字」をテーマに作品を制作。上岡さんから「太く書いたり細く書いたりして、自由に書いてみて」などとアドバイスを受けながら、「鯨」や「鯉(こい)」などの漢字を筆ペンでしたためていった。6年山根紘弥(やまねこうや)君(12)は「失敗を気にしないで楽しく書くことができた」と振り返った。
作品は上岡さんらが11月、蔵の街市民ギャラリーで開く作品展で展示する予定。