JR埼京線沿い、盛り上げる企画注目 南与野駅は大盛況イベント開催し73店集結 2日間で客2万人にぎわう

駅長制服に袖を通し「将来はJRに入りたい」と語る渋沢さん=24日、さいたま市中央区のJR南与野駅

 埼玉県内の食や文化を通じて地域活性化を目指すイベント「彩の国マルシェ」が23、24の両日、JR南与野駅の北側高架下で行われた。

 同イベントのJR南与野駅での開催は今回が3回目。地域を盛り上げようとクラフトショップやキッチンカー、ワークショップなど73店舗が出店した。会場は近隣住民を中心とした大勢の人でにぎわい、2日間で約2万人が来場(主催者発表)。訪れた人々は、食事や買い物を楽しみながら地域での交流を深めた。

 今回の彩の国マルシェは、JR東日本大宮支社が主催する埼京線沿線を盛り上げるイベント「SaikyoFesta」の一環として開催され、同社に加えジェイアール東日本都市開発、NPO彩の国地域活性化協会が共催。JR東日本東京支社事業部の小河真智子さんは、「首都圏に近い場所ではあるが、暮らしのある街の中でにぎわいをつくりたい。彩の国マルシェが地域の思い出になれば」と話した。

 JR東日本のブースでは、缶バッジ作り体験や子どもの駅長制服撮影会を実施。ブースを訪れた渋沢結翔さん(10)は、「制服を初めて着てみて、いつもこの服でお仕事をしているんだなと分かってうれしい」と話した。

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