9月29日は中秋の名月 毎年満月とは限らない…ことしを逃すと次は7年後

9月29日は「中秋の名月」です。旧暦では7月から9月を「秋」としていて、その真ん中の8月15日が「中秋」。

この頃に収穫されたものをお供えするため、中秋の名月は「芋名月」とも呼ばれています。

この「中秋の名月」。ことしは満月ですが、実は必ずしも毎年、「満月」とはなりません。では、なぜ中秋の名月が満月にならないことがあるのでしょうか?

名古屋市科学館の毛利勝廣学芸員によりますと、

「理由は月が地球の周りを楕円で回っているため、新月から満月までの日数が、13.9日から15.6日かかります。さらに、月が地球から全く見えなくなる「新月」にはタイミングがあって、深夜のこともあれば、昼間になることもあります。このタイミングも影響して、新月(旧暦8月1日)から満月までは14日目から17日目となり、旧暦8月15日(中秋の名月)に満月にならないことがあるんです」

29日は “お月見日和” 次の満月は7年後

これまでの3年間(2021年から2023年)は、ちょうど満月と重なりましたが、ことしを逃すと、次は7年後の2030年と、かなり先になります。

29日夜の天気は、東日本の一部で雲が多いですが、広く見ると概ね晴れ。つまりお月見日和になりそうです。

午後9時の予想気温は

札幌 17℃ 仙台21℃ 東京25℃ 名古屋25℃ 大阪25℃ 広島26℃ 福岡25℃

過ごしやすい気温の所が多いですが、内陸部はもっと下がりますし、気温は時間と共にさらに下がります。一枚羽織るものか長袖あると良いでしょう。

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