朝ドラにムロツヨシ登場、サプライズ出演に驚き「存在感すご」

土佐で生まれ育った天真らんまんな主人公が、動乱の時代をたくましく生き抜く連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。9月29日放送の第130回に、俳優のムロツヨシがサプライズ登場し、X(旧ツイッター)では「ムロツヨシ」がトレンド1位となるなど話題となった。

『らんまん』の9月28日放送の第129回に登場したムロツヨシ(右) (C)NHK

周囲の後押しもあり理学博士となった万太郎(神木隆之介)。しかし、妻・寿恵子(浜辺美波)が不治の病に侵されていることが分かり、万太郎は早く植物図鑑を完成させようと決意する。

図鑑の完成を急ぐため、万太郎は大学で画工をしていた野宮(亀田佳明)や友人の波多野(前原滉)・藤丸(前原瑞樹)の力を借りる。さらに、土木の分野で名誉教授にまでなった佑一郎(中村蒼)や西洋文学の世界で活躍する丈之助(山脇辰哉)など旧友の助けもあり、図鑑作りは進んでいくのだった。

■ 数秒のサプライズ出演に視聴者も驚き

限られた時間で図鑑の完成を目指すため、これまで万太郎が出会ったさまざまな人たちが登場した今回の放送。その際、図鑑作りに協力する男性・小畠役として、同時期に放送中の大河ドラマ『どうする家康』にも出演中の俳優・ムロツヨシが登場した。

過去に万太郎と植物採集の会で知り合った理科教師で、ワカメや藻に詳しく、万太郎の図鑑作りを手伝うため上京した小畠という役で出演したムロ。数秒程度の「サプライズ出演」ながら視聴者に驚きとインパクトを残し、SNSでは「ム・・・ムロさん??」「急に登場したのに存在感すごっ!!」「小畠さんの隣のスタジオから来た感w」などの声が上がっていた。

■「隣のスタジオで撮ってる役者でございまして…」

連続テレビ小説への出演は『ごちそうさん』(2013年度後期)以来2回目というムロ。「普段は『らんまん』の隣のスタジオで撮ってる役者でございまして、昔から友だちである神木くんと、さりげなく出られたら、大河のほうも朝ドラのほうも盛り上がるかなと、作品に迷惑にならないような出方があるといいねと、話していたのが今日叶いました」と経緯を説明。

そして「大河ドラマ『どうする家康』の緊張感とはまた違うバランスの作品で、撮影中は万太郎役の神木くんがすごくやさしい顔で包み込んでくれて、僕も仲間に加われたような、うらやましい気持ちになりました。さりげなく出させていただければと思っていましたが、真正面から撮っていただくカットもあり本当にうれしかったです。最後に、きょうも良き朝ごはんを! ありがとうございました」とコメントしている。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。9月29日放送の第130回(最終回)では、いよいよ万太郎の図鑑が完成に近づく。10月2日からは趣里がヒロインを務める『ブギウギ』がスタート。

文/つちだ四郎

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