草花をこよなく愛する主人公が植物学者を志し、多くの人々と出会う連続テレビ小説『らんまん』（ＮＨＫ朝ドラ）。９月２８日放送の第１２９回では、寿恵子の病が発覚し、万太郎はある決意を固めるシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。
固く握手を交わす万太郎（右、神木隆之介）と同郷の旧友・佑一郎（左、中村蒼）(C)NHK
ついに理学博士になるが、その矢先に妻・寿恵子（浜辺美波）が病に侵されていることを知った万太郎（神木隆之介）。寿恵子のためにも、万太郎は早く植物図鑑を完成させようと決意する。
大学で画工をしていた野宮（亀田佳明）や友人の波多野（前原滉）・藤丸（前原瑞樹）をはじめとし、土佐時代からの友人・佑一郎（中村蒼）や同じ長屋の住人だった丈之助（山脇辰哉）まで加わり、万太郎の図鑑作りは進んでいくのだった。
不治の病に侵された寿恵子のため、これまで以上に図鑑作りへと力を入れる万太郎が描かれた今回の放送。その際、土木の分野で活躍していた佑一郎やシェイクスピアの本を翻訳するという夢を叶えた丈之助など、万太郎がこれまで出会った人たちが次々と図鑑の作業に加わるシーンが話題となった。
最終回が迫っていることもあり、ＳＮＳでは「野宮さん最終週にも出てくれてありがとうございます」「そして佑一郎くんまで･･･泣いていい？」「これでもかのオールスター登場回」「みんなの力で作り上げるんだね」など、驚きや感動の声が相次いでいた。
放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。９月２９日放送の第１３０回（最終回）では、万太郎の図鑑作りが佳境を迎える。１０月２日からは趣里がヒロインを務める『ブギウギ』がスタート。
文／つちだ四郎
