【安芸高田市】今年も決算不承認?9月議会閉会

安芸高田市議会の9月定例会は、28日の最終日を迎え、2022年度の一般会計の決算認定案を不認定としました。不認定は去年に続いての異例の事態です。28日の市議会では、2022年度の市の一般会計の決算を認めるか否か採決され、市長と距離を置く最大会派の議員らが反対し、不認定となりました。2021年度の決算も市が発行した広報誌の内容が不適切として、去年の議会で不認定となっています。採決に先立ち行われた討論で、不認定を支持した議員は。

■山本 優 議員

「令和4年度においても同様の仕様で、何の改善処置もされておりません」

去年、大型の台風が接近した際、石丸市長が県外にいたことについて「不適切な事務執行」などと主張しました。一方、決算を認めるとした議員は。

■南澤 克彦 議員

「今回の決算は借金を着実に返済しつつ、貯金にあたる財政調整基金も積み上げができました」

コストカットなど、改革を進めているとして市の姿勢を評価しました。決算の不認定は、去年に続く異例の事態です。

■石丸伸二 安芸高田市長

「まったく意味が分からないという受け止めです。本来やるべき審査をやらずして私の批判を展開したい。」

安芸高田市は「広報誌の内容や、台風が接近した際の石丸市長の対応に問題はなかった」としています。一般会計の決算が不認定となったことによる、予算執行への影響はありません。

(2023年9月28日 放送)

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