不動産取得費は7億円増額 別途かかる賃借料の金額は不明 中央図書館移転問題で修正案出るも否決され… 広島市議会補正予算案が原案通り可決

広島市議会の9月定例会は、28日に最終日を迎え、中央図書館を移転するための費用を含む補正予算案などが可決・成立しました。

9月定例会は、37億4600万円の補正予算案などが原案通り可決されました。

予算案では、市立中央図書館の移転先となる広島市南区の商業施設「エールエールA館」の不動産取得費として23億円あまりを計上し、来年度の支出枠を確保するため、およそ49億円も設定しています。不動産取得費は合わせておよそ72億円となり、ことし1月に基本計画で示された65億円よりも7億円増額されています。

さらに、取得費とは別に賃借料がかかることが今回の議会で判明し、市は現時点で金額は明らかにできないとしています。

きのうは一部の議員が「再度、比較検討が必要」だとして、図書館関連費を削った補正予算案の修正案を提案しましたが、否決されました。

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