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米作りを通して地域や世代間の交流を図る取り組み「田んぼの学校」が26日、栃木県鹿沼市下沢引田農村公園周辺で行われ、西小の5年生33人が、春に植えた苗から育ったコシヒカリの稲刈り体験などを行った。
同公園の管理や都市農村交流を担う住民組織「ふれあいみどりの村」がモデル事業として実施している。児童は鎌を手に田んぼに入り、同村メンバーの指導を受けながら3アールほどのエリアにたわわに実った稲を刈り取った。
続いて県上都賀農業振興事務所の職員がクイズを交えて農業・農村の多面的機能などについて説明。十三夜などに地面をたたいて豊作を願う風習で使う「わら鉄砲(ぼうじぼ)」作りにも挑戦した。
収穫した稲は乾燥後、来月に同校で脱穀し児童に配られる予定。酒井佑果(さかいゆうか)さん(11)は「昔の農作業に興味があったので楽しかった。自分たちで作ったお米を食べるのが楽しみ」と笑顔を見せた。