続く残暑...4地点で真夏日 栃木県内、週末まで30度近い予報

宇都宮は真夏日となり、中心市街地の路面には「逃げ水」が現れた=28日午後1時20分、宇都宮市宮園町

 県内は28日、暖かい空気が南から流れ込み、各地で気温が上昇した。佐野で32.0度を記録するなど、小山、真岡、宇都宮の計4地点で最高気温が30度以上の真夏日となり、10月を前に厳しい残暑となった。

 宇都宮地方気象台によると、佐野は22日以来、6日ぶりの真夏日だった。小山は31.0度、真岡は30.8度、宇都宮は30.1度を観測し、那須烏山も真夏日に迫る暑さとなった。

 午後3時半ごろ。8日ぶりの真夏日となった宇都宮は強い日差しが降り注ぎ、汗ばむ陽気に。市中心部を行き交う人たちは日傘を差したり、携帯用扇風機で涼んだりして、暑さをしのいでいた。

 同気象台によると、暖かい空気に覆われやすくなるため、宇都宮は今週末の10月1日ごろまで、最高気温が30度前後になる予報。来週以降は同月の平年並みまで徐々に下がる見通し。

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