「今年は糖度高い」 大型ナシ「にっこり」間もなく初出荷 鹿沼で目ぞろえ会

梨の規格を確認する生産者たち

 【鹿沼】JAかみつが梨部は28日、奈佐原町の同JA南部営農経済センターで、「にっこり」の初出荷に伴う目ぞろえ会を開いた。市内の梨農家約20人が参加した。

 にっこりは大ぶりな果実と濃厚な味が人気の品種。同部で扱う「豊水」「幸水」など5品種の最後に出荷期を迎える。

 同JA担当者が果実の大きさや色合いなどの統一規格を説明し「味と品質の両方を兼ね備えた梨の出荷をお願いします」と強調した。

 上野町のほ場で梨を生産する同部の増渕政広(ますぶちまさひろ)部長(65)は「今年は糖度が15~16度と例年より高い。にっこりは県内だと一番甘い梨なので、たくさんの人に手に取ってほしい」と話した。出荷は11月2日まで。

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