絵画と造形 空間彩る 佐賀市で吉浦さん、髙橋さん2人展

ひし形モチーフの作品などが配置された空間。ソファも置かれ、ゆったりと作品を楽しめる=佐賀市水ケ江のツー・バウンス

 佐賀大出身のアーティストと同大芸術地域デザイン学部の学生らが立ち上げた佐賀市水ケ江のアートスペース「ツー・バウンス」で、京都府のアーティスト吉浦嘉玲さん、髙橋裕希さんの展覧会が開かれている。絵画やオブジェが並ぶ空間を含めた作品として仕立てている。10月1日まで。

 空きビルを改装した会場では、複数のフロアにわたって作品を展示。髙橋さんは、ひし形をモチーフにした絵画などを点在させている。伸びやかな色彩や線は壁面や床面を彩り、空間を一変させる。

 吉浦さんのオブジェは、日用品や棚を組み合わせ、箱庭や盆栽、建築模型などを小さくした空間を表現する。アートスペースを立ち上げた石丸圭汰さんは「ソファもあるので、ゆったりと鑑賞してもらいたい」と話す。問い合わせはメール、0002bounce@gmail.com(福本真理)

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