核ごみ調査受け入れ拒否 長崎・対馬市長に「賛同」150件超 市役所に電話やメール

 長崎県対馬市の比田勝尚喜市長が原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定調査を受け入れない考えを表明したことに対し、同市は29日、賛同の電話やメールが市役所に少なくとも150件以上寄せられていると明らかにした。
 市総務課によると、「よく決断してくれた」「ふるさと納税をしたい」「対馬産品を購入したい」などといった内容。一方で市長の決断への反対意見なども数件あったという。同課は「内容は市長に報告している」としている。
 比田勝市長は27日の定例市議会最終本会議で「市民の合意形成が不十分」「風評被害が少なからず発生すると考えられる」などとして、調査を受け入れない考えを表明した。

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