クロップ監督、ポステコグルー監督率いる新生トッテナムを警戒も打開策あり? 「完璧ではない部分を見つけた」

[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督がアンジェ・ポステコグルー監督率いるトッテナムについて語った。クラブ公式サイトが伝えている。

今シーズンは中盤のメンバーが大きく入れ替わったものの、開幕から未だ無敗と好調を維持しているリバプール。30日にはプレミアリーグ第7節でトッテナムと対戦する。

一方のトッテナムもEFLカップ(カラバオカップ)こそ敗退してしまったが、リーグ戦は4勝2分けと無敗をキープ。新たに就任したポステコグルー監督のもと、ポゼッションを重視した攻撃的なサッカーを展開している。

試合の前日記者会見に臨んだクロップ監督は、昨シーズンから大きく変わったトッテナムのサッカーどう見ているか自らの見解を述べ、分析に力を入れたことも明かした。

「両チームともに良いサッカーをする。それは良いニュースだが、アプローチが異なるため少し新しいニュースでもある。トッテナムは近年、ベストなカウンターアタックをする世界最高峰のチームだった。彼らが見せていたものは信じられないものだった」

「もしどこかでボールを失えば、ボールは次に(ハリー・)ケインへと渡り、ケインはソン(・フンミン)を見つけ、最終的にはゴールキーパーと一対一になる。それを防ぐことはほとんどできなかった」

「今ではよりポゼッションベースになっており、自分たちのアイデア、創造的なアイデアなどに基づいてプレーしている。分析の結果、彼らが真のクオリティを持っていることがわかったが、彼らは我々の完璧ではない部分を見つけるだろうし、我々も彼らの完璧ではない部分を見つけた」

クロップ監督はミッドウィークに試合がなかったトッテナムの日程的なアドバンテージにも言及している。

「彼らも分析を行うだろうが、これら全ての作業に丸 1週間かかった。彼らが最後の試合から何回練習を行ったかはわからないが、セットプレーなどの新しいルーティンなどを作ることができるし、1週間あれば守備のやり方も攻撃のやり方を全体的に変えることもできる。これは大きなアドバンテージだ」

「彼がトップ、トップ、トップのコーチであることは知っているし、彼は自分のやっていることを楽しんでいるから、我々を苦しめるために時間を費やしているだろう。我々は直近の試合から回復しており、今日は非常に重要な練習を行うが、彼らと同様に良い準備ができることを願っている。あとは様子を見てみよう」

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