今年7月にアメリカMLSのインテル・マイアミに移籍し、目覚ましい活躍を見せているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだが、同クラブを退団する時期はすでに決めているようだ。スペイン、カタルーニャ州のメディア『エル・ナシオナル』電子版が伝えている。
メッシは今夏、契約満了に伴いパリ・サンジェルマンを退団。バルセロナへの帰還やサウジ・プロフェッショナルリーグへの移籍が噂される中、彼が選んだ新天地はインテル・マイアミだった。同クラブはアルゼンチン代表やバルセロナでメッシを指導したことがあるヘラルド・マルティーノ監督を迎え入れていたほか、メッシ獲得後にはバルセロナ時代の盟友であるセルヒオ・ブスケツやジョルディ・アルバも獲得し、メッシが快適にプレーできる環境を整えた。
そのかいもあり、メッシはインテル・マイアミでこれまで公式戦12試合に出場して11ゴールを記録と、全盛期を思わせるほどのハイペースでゴールを量産している。
メッシとインテル・マイアミとの契約は2025年までの2年契約となっているが、メッシはこの契約が満了を迎えるタイミングで現役を引退するつもりではなく、すでに次の移籍先を決めているという。
そのクラブとは、彼が13歳でバルセロナに移籍するまで所属していた母国のニューウェルス・オールドボーイズ。メッシは事あるごとに「最後にニューウェルスでプレーしてから引退したい」と公言していたが、今年6月、アルゼンチン代表でともにプレーし、同じくニューウェルス出身であるマキシ・ロドリゲスの引退試合に参加した際、ニューウェルスのサポーターから熱烈な愛情と敬意を示されたことにより、その想いをさらに強くしたという。
メッシは現在36歳で、インテル・マイアミとの契約が満了する時には38歳になっている。果たして2年後、25年ぶりの古巣復帰は実現するのだろうか。