乳酸菌の“テーマパーク”に行ってみた 宇都宮のヤクルト複合施設で心身のケアを

「あんことヤクルトクリームのベーグル」(右)と「ジョアスムージー マスカット×パイン・青菜」

 ヤクルト製品を飲んで、食べて、体感できる複合施設「ヤクルトサービスセンター御本丸 cafe&gallery」(栃木県宇都宮市本丸町)が9月20日、宇都宮城址(じょうし)公園南側にオープンしました。乳酸菌の“テーマパーク”へ開業初日に行って来ました。

 同施設は「宇都宮ヤクルト販売」(瑞穂3丁目)が整備した。宅配拠点であるサービスセンターにカフェやエステなどを併設した全国でも初めての形態。これまでの「届けるサービス」に加え、新たに「お迎えするサービス」に挑戦したという。

 ■ジョアスムージーも

 建物正面に設置された「Yakult1000」の巨大モニュメントが遠くからでも目を引く。大きさはなんと実物の1万倍。1日1本飲んでも27年以上かかる計算だ。1階正面のカフェ入り口にはヤクルトのシルエットが描かれた麻のれんが掛かる。テラス席もあり、和洋の要素が融合した全28席のモダンな空間だ。

 カフェではヤクルト製品を使ったアレンジメニューが楽しめる。軽食にぴったりの「あんことヤクルトクリームのベーグル」(420円)は、生クリームに「Newヤクルト」を加えたホイップクリームを使用。あんことともに柔らかめのベーグルでサンドし、甘さと酸味が楽しめる。これまで通販限定だった「アイスdeヤクルト」(420円)も初めて実店舗で販売している。

 もちろんドリンクメニューも豊富。「ジョアスムージー」(各580円)はジョアとフルーツなどをミキサーにかけた一杯だ。ジョアマスカット味がベースの「マスカット×パイン・青菜」はグリーンスムージーのような色だが、ジョア本来の味が感じられ、さっぱりとして飲みやすい。

 ■完全予約制のエステ

 2階に上ると、東側にエステサロンがある。ここではヤクルト化粧品を使用したフェイシャルエステを受けることができる。完全予約制のプライベート空間で落ち着いて施術を受けられる。メニューは45分ほどのコースが3300円から用意され、気軽に試してみたくなる料金設定だ。2日からの営業開始を予定している。

 西側は最大30人ほどを収容できるギャラリーになっている。研修やイベントスペースとして、企業や地域住民などへの貸し出しも行う。どこかに「隠れヤクルト」が潜んでいるという。

 建物裏側は宅配拠点の「サービスセンター」。意外と知られていないが、誰でもヤクルト製品を購入することができる。悩みや目的などに応じて商品提案をしてくれるそうだ。

 どんどん寒くなるこれからの季節。落ち着いた空間で乳酸菌の力に触れ、心身のメンテナンスをしてみては。

 カフェの営業時間は午前10時~午後7時。月曜定休。(問)050.8892.8986。エステの予約などカフェ以外(問)0120.02.8961。

巨大な「ヤクルト1000」のモニュメントが出迎える
ヤクルト化粧品を使用したフェイシャルエステ

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