富山湾の魚をCGに 魚津でコンテスト、リアルさに驚き

作品のデザインや動きを確認する村椿市長(左)や学芸員ら

 富山湾の魚を3次元コンピューターグラフィックス(3DCG)で再現して出来を競う「アクアリウムコンテスト」が30日、魚津水族館(魚津市三ケ)で開かれた。CGの魚が仮想の水槽内を泳ぎ、来場者がデザインや動きに見入った。

 ゲーム産業による地域振興を目指す同市の「つくるUOZUプロジェクト」が開催。県内外の10人がアオリイカやシイラ、ヒラメなどのCGを出品し、スクリーンに映した。

 プロジェクトで連携している同館の学芸員やIT企業「ORENDA WORLD」の担当者が「ひれの再現度が高い」「機敏な動きが本物に似ている」などと講評して審査した。村椿晃市長も出席した。

 作品の動画は10月2日から同館で公開する予定。同14、15の両日にありそドームで開かれる「○○魚津」では、VR(仮想現実)で作品を見られるコーナーを設ける。コンテストは来年2月にも開く。

 ▽つくるUOZU賞=ささくれ「シイラ」▽魚津水族館賞=村田太一「カタクチイワシ」▽ORENDA WORLD賞=四柳椿咲「アオリイカ」

水槽を泳ぐシイラなどの3DCG

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