新潟へ向かうバス、小国でクマと衝突 運転手、乗客けがなし

ツキノワグマ(資料写真)

 30日午前9時50分ごろ、小国町綱木箱口の国道113号で、山形市から新潟市へ向かう山交バス(山形市)の都市間バスがクマと衝突した。男性運転手と乗客17人にけがはなく、バスは方向指示器が破損したが走行はできる状態で、約1時間10分後に運行を再開。クマは道路脇のやぶの中に入っていった。

 小国署によると、クマは体長1メートルほどで、道路左側から飛び出し、バスの左前部にぶつかった。運転手が近くの駐車帯に停車して、110番通報した。現場は子子見トンネルの西方約750メートル付近の山間部。山交バスの話では、山交ビル午前8時発、万代シティバスセンター(新潟市)同11時43分着で、現場で方向指示器の部品を交換した。

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