第68回「県展」表彰式 入賞者ら喜びかみしめる

最高賞「西望平和賞」の表彰を受ける阿部さん=長崎新聞文化ホール・アストピア

 長崎県内最大の美術公募展「第68回県展」(県、県教委、県美術協会、県文化団体協議会主催、長崎新聞社など後援)の表彰式が30日、長崎市茂里町の長崎新聞文化ホール・アストピアであり、入賞者らがこれまでの制作活動を振り返り、受賞の喜びをかみしめた。
 今回は日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真、デザイン計7部門の応募作のうち、136点が県知事賞をはじめとする各賞に輝いた。式には約100人が出席し、馬場裕子副知事が賞状などを贈呈した。受賞者を代表し、最高賞の西望平和賞を受賞した、写真部門の阿部礼三さん(64)=長崎市小江原4丁目=が撮影時のエピソードを交えてあいさつ。「(写真で)思ったことが伝わり、とてもうれしく思う。これからもシャッターを大事に切っていきたい」と述べた。
 同展の長崎会場(県美術館)は1日まで。佐世保会場は5~15日、島瀬美術センター(10日休館)、諫早会場は19~29日、諫早市美術・歴史館(24日休館)で開催。移動展は新上五島町(11月2~5日、石油備蓄記念会館)と松浦市(同17~19日、文化会館ふれあいホール)で開く。

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