長崎県ジュニア陸上 男子A100 有明中・林田が大会新V

【男子A100メートル決勝】10秒99の大会新で優勝した林田(有明)=諫早市、トランスコスモススタジアム長崎

 陸上の第51回県ジュニア選手権(諫早地区6ライオンズクラブ、長崎新聞社、長崎陸上競技協会主催)は9月24日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で行われ、男子A(中学2、3年)100メートルは林田真陽(有明)が10秒99の大会新Vを飾った。

◎スピード磨き、先輩の記録更新

 男子A100メートル決勝で10秒99の大会新Vを飾った林田(有明)が最優秀選手に選ばれた。速報掲示は11秒00で止まったが、ほどなく正式記録が発表されると、14歳のスプリンターは「10秒台がようやく出た」と両こぶしを握りしめた。
 大会前の自己ベスト11秒20を大幅に縮めた。まずは予選で余裕を持って11秒14をマーク。続く決勝は1.6メートルの追い風に乗って加速し、有明中の先輩に当たる池田成諒(筑波大)が7年前に樹立した大会記録を0秒03更新してみせた。
 200メートルに出場した8月の全国中学大会は向かい風に泣いてファイナリストに届かなかったが、9~16位を決めるB決勝ではトップゴール。悔しさと手応えの両方を持ち帰り、以降は短い距離の練習を重ねてスピードに磨きをかけた。高校でも競技を続ける予定で「向かい風でも雨でも、条件に関係なく強い選手に」と飛躍を誓った。


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