中国、9月の民間景況感50.6 2カ月連続で節目上回る

 中国メディアの「財新」と米金融サービス大手S&Pグローバルは1日、中国の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が9月は50.6だったと発表した。前月から0.4ポイント悪化したものの、好不況を判断する節目の50を2カ月連続で上回った。

 国内需要がけん引し、生産と新規受注に改善がみられたと指摘した。中国政府の相次ぐ景気対策などが心理的な支えになっている可能性がある。輸出は回復が遅れているという。

 中国国家統計局が9月30日に発表したPMIも50.2と6カ月ぶりに節目を上回っており、中国経済には回復の兆しも見えている。

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